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電気安全に関するQ&A

モバイルバッテリーが突然発火したというニュースをよく聞きますが、そもそもどんなものなのか、そんなに危険なものなのでしょうか?

外出先でもモバイル機器に充電できるため利用者が増えているモバイルバッテリー。取り扱い方を誤ると、発煙や発火・爆発を起こすので注意が必要です。

モバイルバッテリーの多くは、内部に高効率・高出力のリチウムイオン電池を使用しています。リチウムイオン電池は電解液に燃えやすい物質を使用しているため、発火や爆発が起こることがあります。それを防ぐためには、取り扱いに注意が必要です。

■モバイルバッテリーとは

「モバイルバッテリー」とは、スマートフォンやタブレットなどの機器をコンセントがないところで充電できる予備バッテリーです。充電すれば何度でも使うことができ、スマートフォンやタブレットなどを外出先で多用する人のマストアイテムとなっており、最近では、災害時の備えとしても需要が高まってきています。
その多くにはリチウムイオン電池が使われていますが、構造上、発火・爆発しやすいデリケートな特性を持っています。

■モバイルバッテリーによる事故が多発

消費者庁の事故情報データバンクには、2013年6月から2019年6月末までにモバイルバッテリーに関する事故情報が162件寄せられています。事故の内容は、発煙・発火・過熱が78件、火災も39件発生しており、バッグやポケットの中で異常発熱したり、突然火を噴き爆発したといったケースがみられます。
また、モバイルバッテリーを充電しながら就寝していたら周囲の物に引火したケースもあります。

モバイルバッテリーの事故件数と事故内容
モバイルバッテリーの事故件数
モバイルバッテリーの事故内容

出店:消費者庁

モバイルバッテリーを安全に使うには

衝撃を与えない
モバイルバッテリーをズボンのポケットやバッグの底のほうに入れたりするなどして強い圧力をかけたり、高いところから落としたりすると危険です。
高温になる場所に放置しない
リチウムイオンバッテリーの最高許容周囲温度は45°C程度です。真夏にクルマのダッシュボードに放置するなどはやめましょう。
充電しながらアプリを使用しない
モバイルバッテリーが熱を持つと劣化の原因になります。特にスマートフォンへの充電時に熱を持ちやすいので、ゲームや動画などスマートフォンが発熱しやすいアプリを使いながら充電するのは避けましょう。

※コネクターなど端子が曲がったものは使用しない、充電時は周囲に可燃物を置かないなども大切。充電スピードが遅くなったり、異常な発熱、バッテリー部分の膨張などがあったら使用をやめて、メーカーなどに相談してください。

■モバイルバッテリーの事故はなぜ起こる

モバイルバッテリーのリチウムイオン電池が破損したり回路がショートして異常な電流が流れる と発火や爆発が起こります。その多くは、製造工程での不純物や不具合のある部品の混入、回路の製造不良・故障が原因です。
ほかに、落とす・ぶつけるなどの衝撃で内部ショートが起きることもあります。また、リチウムイオン電池が劣化して電解質が酸化すると、ガスが発生してバッテリーが内部から膨張し、これに衝撃が加わると発火や爆発が起きることもあります。

■安全の目印「PSEマーク」

モバイルバッテリーには、機器への充電中に発熱した場合、給電スピードを落として温度を制御する安全装置が配置されています。ただし、品質の低い安価な製品は安全装置が機能しない、あるいは安全装置がついていない可能性もあります。
そのため、モバイルバッテリーを購入する際は、電気用品安全法により安全性基準を満たしている製品であることを示す「PSEマーク」を確認してください。

モバイルバッテリーとは

モバイルバッテリーの
PSEマーク

  • ●現在、PSEマークがついていないモバイルバッテリーは販売禁止ですが、2019年1月以前に入手した製品は確認したほうが安心です。
  • ●リコール品の確認も大切です。リコール製品については、消費者庁やNITE(製品評価技術基盤機構)のHPにも情報が掲載されています。

[広報紙「MiRaI」Vol.72 2021 秋号 より転載]

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